私は、女性の権利を認めるに吝かではないつもりだが、フェミニストと呼ばれる類の女性だけは、どうも好きになれない。その類の女性有名人を、ざっと思い浮かべると、辻本清美、田島陽子、福島瑞穂etc…思考力の貧弱さゆえ、物事を感情で処理してしまいがちな者ばかり。私には、女性の権利を主張している当の本人たちが、その流れを阻害している様にすら思えてしまう。
いつだったか、中東で日本人が拉致され、その犯行グループが日本国政府に対し、自衛隊の即時撤退を求めて来た事があった。その際、福島瑞穂は以下の様な発言をした。
「これを良い機会と捉え、自衛隊を撤退させるべきです」
福島は元々、自衛隊派遣に関しては反対派であったが、それとこれとは根本的に別問題である。自衛隊派遣そのものを覆したいのであれば、それはそれとして、テロとは切り離して議論すべきであり、少なくともこの場面では、自衛隊派遣そのものは肯定した上で議論しなければならない。
実は、同じ様な事が、フランスでも起こった事がある。その際、シラク大統領(当時)は次の様に述べている。
「フランス軍は撤退しない。議論の余地はない」
正論である。異常なのは、正規の手続きを経て決定された国家の方針を、テロの脅しに屈して覆すかどうかという問題に対し、議論を差し挟む余地があると考えている国会議員の方だろう。
馬鹿が権力を持てば、それは凶器である。有権者はその事を、肝に銘じねばなるまい。