著作者の紹介

 本ウェブサイト記事の著作者のプロフィールです。

【基本情報】

   氏名: 伊賀上 剛史(イガガミ タケシ)
 生年月日: 1976年08月31日
  出身地: 大分県(※01)
 現住所地: 首都圏
脳のタイプ: 完全理系脳(アスペルガー脳)
人生の目標: 知を究める

※01:大分県臼杵市(戸籍上は大分県佐伯市)に生まれ、8歳までに県外を含む6度の転居を経験。以降、青年期までを大分県大分市で過ごす。

【特記事項】

— INTP型、及び、INTJ型 —

 ユングのタイプ論をもとにした、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査である、MBTIを受検した事により判明いたしました。尚、異なる2つのタイプ― とは言え、判断型か知覚型かのみの違いですから、ほとんどの部分で共通していますが ―を併記しているのは、私は同検査を過去二回に渡り受験しており、一回目はINTP型、二回目はINTJ型と判定されたためです。
 これら2つのタイプは、いずれもアスペルガー症候群の人間の占める割合が顕著に高く、職業別に見ると前者(INTP)が学者― 特に科学者 ―や技術者といった高度専門職者、後者(INTJ)が優れた政治家や軍人・経営者に多い事が知られています。

— 高知能者・アスペルガー症候群 —

 知能検査では、大概の場合に於いてフルスコア(満点)か、それに近い数値― ケアレスミスにより一部減点 ―を記録しています。一方で、過去に一度だけ著しく低い数値(IQ40。ちなみに、この数値は測定可能な下限値に近く、重度の知的障害に分類されます)を記録していますが、これには(通常人に対する)共感性に乏しい― 出題形式そのものに対する解釈の相違が、出題者との間で生じている ―という、アスペルガー症候群特有の性質が関係しているものと思われます。尚、同様の現象が見られる人物は、他にアンリ・ポアンカレ(※02)やジェイコブ・バーネット(※03)などがいますが、彼らはいずれもアスペルガー症候群である可能性が高いとされているか、もしくはアスペルガー症候群の診断を受けています。
 高知能者である事とアスペルガー症候群である事を同一項目としたのは、この両者には密接な関係があるものと考えられるからです。事実、自閉症の遺伝子と(高)知能との関連は、英エディンバラ大学の研究により既に明らかにされていますし、あるレベルを超えた知能の持ち主は全てアスペルガー症候群であると主張する専門家も少なからずいる様です。もっとも、これは脳が知性を司る領域に偏って発達するというアスペルガー症候群の特性(アスペルガー症候群が”発達障害”に分類されるのは、この特性によるものです)から考えれば、当然の帰結ではあります。
 私は、都内の専門医によりアスペルガー症候群の診断を受けました― アスペルガー症候群の正式な診断は、専門医でなければ下せません ―が、それは成人してからの話であり、私の青少年期はアスペルガー症候群というもの自体が殆ど知られていませんでした。と言うのも、オーストリアの小児科医ハンス・アスペルガーが、際立った能力を持つ子供達の共通した特徴を発見したのは戦前の話ですが、その研究成果は長きに渡り埋もれてしまっていたからです。今では、学会に広く認知される所となり、しっかりとした診断基準も策定されました。しかし、専門医の数はアメリカ・欧州に比べればまだまだである― 事実、私は予約を取るのに何十回も電話をかけなければなりませんでした ―と、私は感じています。マイノリティであるアスペルガー症候群にとって、その理解者の存在は大変ありがたいもの。今後の専門医の増加が期待されます。
 最近では、アスペルガー症候群も随分と有名になりました。有史に残る天才や偉人の大半はアスペルガー症候群だったという事実が、それを後押ししているのでしょうか。これは、アスペルガー症候群当事者である私にしてみれば、大変喜ばしい事です。

※02:オーストリアの数学者。彼は、開発されたばかりの知能検査で、平均を大幅に下回る数値を記録した。
※03:アメリカの天才少年。彼は、2歳の時に自閉症(これには、知的障害の診断が含まれる)の診断を受け、普通の生活を送る事は難しいとされたが、僅かな期間の学習を経て11歳で大学への飛び入学を果たした。尚、かつては平均の100を大きく下回っていた彼のIQは、後の測定により170である事が判明している。

— 元Geniuses会員(2012年12月に組織が活動を停止) —

 人口上位0.1%の知能を持つ者だけが入会を許される、高知能団体(高知能者である事を入会資格とする団体)であり、

① 入会の資格審査で用いられる証明書類が、信頼できる第三者機関(国公立大学や一定規模以上の病院など)により発行されたものである事
② 徹底した秘密主義。

を特徴とします。
 ①は、他の高知能団体との差別化― 他の高知能団体は全て、学術的に認められておらず、有資格者による管理が行われていない検査の結果を採用しています ―を図るべく用いられています。
 ②は、予想される様々なリスクを回避する為の措置です。双方が会員である事を確認するための秘密の手続きを持ち、本部や集会の場所、他の会員の情報等、それらに関わる一切の口外が禁じられています。また、入会には原則、会員の紹介が必要となりますが、入会資格の厳しさと秘密主義が相俟って、新規入会は希です。

— 元MENSA会員(2014年05月に退会) —

 最もよく知られた高知能団体ですが、MENSAにより定義されている知能指数と、本来的な意味― 学術的なレベルで認められている ―での知能指数とは異なり、前者の人口上位2%は、実質的には動作性知能の一部下位検査項目(行列推理)に類似した能力のみの人口上位10%程度です。詳しくは、本ウェブサイト記事、”MENSA(メンサ)”参照。