告知していた、小説(流星)の公開について

 2025年05月22日付の本ウェブサイト記事である、”人工知能(AI)に関する議論について、及び、小説の執筆に関わる告知”に於いて言及していた小説(流星)を、向こう一か月以内にAmazonにて、電子書籍(Amazon Kindle)として出版いたします。
 告知から出版まで一年近く掛かってしまった理由を、少し説明しておきます。実は、この作品は某出版社の文芸誌上にて発表される予定でした。ところが、その出版社に於ける大詰めの会議に於いて、私の作品が問題視された― かなり、紛糾したとの事です ―との由、以下の点を削除・訂正すべく要請を受ける運びとなりました。

  • 学校・教師・教育に対する、過度な批判
  • 会話文の中に見られる、グロテスクな表現
  • 軽微な犯罪を含む、反社会的行為に関わる記述
  • 性的描写

 しかしながら、これらの箇所に変更を加えてしまうと、主人公― 私小説ゆえ、幼少期の私がモデルとなっております ―の個性が損なわれてしまい、延いては作品世界そのものにまで影響を与えてしまいます。そこで、私はその旨を伝えた上で、先方の要望を拒否致しました。そこから、双方何とか歩み寄れないものかと、一年近くにも渡る交渉が繰り広げられて来た訳ですが、つい昨日、その出版社の編集部より、当該作品の掲載を見送る旨の通知が私の下に― 書面にて ―届きました。
 その通知を受け取った時点では、私も他の出版社に同様の交渉を持ち掛けるか、若しくは、― すばる文学賞や文藝賞といった ―純文学を扱った賞に応募しようかと考えていました。しかしながら、そちらでも同様の問題が起こらないとも限りませんし、仮に掲載が決まったとしても、また出版までの打ち合わせや調整などで長らく待たされる事になってしまいます。そこで、私は他者とのしがらみを極力断つべく出版方法を模索し、結果、電子書籍として出版する運びになった次第です。
 現在、業者による表紙の作成、及び本文の最適化― 電子書籍の体裁を保つのに、必要な作業なのだそうです ―が進行している最中です。尚、出版した際は本ウェブサイトにて改めて告知し、また作品世界を垣間見る事の出来る”著者あとがき”の全文も、ここに掲載する予定です。尚、同作品の尺は紙の書籍にして凡そ100頁くらい、定価は短編、且つ電子書籍ゆえ500円程度となりますが、kindle Unlimited(※)への登録を予定しております。公開の折は、是非とも某出版社内に嵐を巻き起こした、私の問題作を御一読の上、出来ればレビューも寄せて頂けましたら幸いです。

※:200万冊以上の電子書籍が、月額定額980円で読めるサービス(2026年05月01日現在)。尚、スマートフォンアプリでも読め、また二か月の無料期間も設けている事も多い為、現状であれば― 実質的に ―無料で読めます。尚、私はもう何年も、このサブスクリプションを利用しておりますが、おそらくはこの形が、将来の読書という行為のスタンダードになるのではないかと考えています。